【商品名】
ジョセフクローミー・ぺピック・ピノノワール
JOSEF CHROMY Pepik Pinot Noir
【ワイナリー】
ジョセフ・クローミー
【ヴィンテージ】
2021
【生産国・産地】
オーストラリア・タスマニア
【ワインタイプ】
赤ワイン・辛口・ミディアムボディ
【ブドウ品種】
ピノ・ノワール100%
【アルコール度数】
13.2%
【容量】
750㎖
【テイスティングノート】
甘味と酸味を備えたチェリーのニュアンス。柔らかく、バランスのとれた
ダークチェリーがタンニンやスパイスのトーンと一緒に口中に広がります。
【資料】
100%自社畑のピノノワール。
手摘みによって選りすぐられたピノは開放槽で
ゆっくりかき混ぜる事で空気を循環させるのですが、この技術によって
鮮やかな新鮮さを個性とする果実の特徴を表現させます。
70%がステンレスタンク、30%が樽の風味を与えない程度の
5~9年落ちの樽で熟成。果実味以上のものが現れない特徴を持たせます。
*ワインに使用されている「ペピック・Pepik」とは
チェコで一般的に「ジョセフ・Josef(ヨーゼフ)」という名前に対する
幼少時のニックネームです。3年連続Best Money Best Quality受賞。
【生産者】
JOSEF CHROMY (ジョセフ・クローミー)
ジョセフ・クローミー氏はかつてズボン1本、ポケットにはコインが数枚、
まさに一文無しでオーストラリアへ渡り、
移民としてタスマニアへ辿り着き今や実業家としての
頂点まで成し遂げた偉大なる人物、「タスマニアの父」と称されています。
炭鉱夫として蓄えたお金で1件の肉屋を始め、
タスマニアの食肉業を皮切りに土地開発産業そしてワイン産業に至るまで
タスマニアの発展に「ジョセフ・クローミー氏」は無くてはならない存在でした。
会食するたびに氏から述べられる言葉の中で、オーストラリア不況下の80年代、
40万人にも満たないタスマニアで食肉業界は厳しいものがありました。
そんな中助けてくれたのが日本の商社でした。
その時、「日本向けにできた商売があったからこそ今の自分たちは存在するんだ」と
日本とのワインビジネスにおいても非常に好意的に支えてくれました。
ワインのラベルに描かれている「しっぽを2本もったライオン」が
最初に現れたのは12世紀、ボヘミア王国の紋章としてでした。
そしてワイナリーにとって、
創設者ジョセフ・クローミー氏の功績や遺産を象徴しているものとして、
ライオンが描かれています。
ジョセフ・クローミーのセラードア、ブドウ畑、
そしてワイナリーはRelbiaという北タスマニアのロウンセストンから
南へ15分ほど運転した所にあり、ロウンセストン空港からも近い距離にあります。
またテイマーヴァレーの一番南、海岸から45kmに位置し
非常に気候の安定した谷間に葡萄畑とワイナリーはあります。
葡萄畑はなだらかな斜面にあり一番低いところが
海抜80m~一番高いところは海抜170mになります。
ここにはクリーンで、現代的、最低限の外観、
入手可能な最先端の技術を供えたワイナリーとして建設されました。
自社畑は61ヘクタール(150エーカー)になるブドウ畑と
新しく完成した最先端のワイナリーを含み、
涼しい気候が作るプレミアムな果実からエレガントなワインを生み出しています。
品種はピノグリ、ソーヴィニヨンブラン、シャルドネ、
リースリング、ゲヴェルツトラミネールそしてピノノワールを育てています。
またプレミアムなスパークリングワインと貴腐のリースリングも作っています。
今や、ジョセフ・クローミーはほんの2年でタスマニアワイン産業の歴史において
最も成功し発進したワイナリーの1つとなり、9つを超えるトロフィー・メダルと
それ以外に90以上ものメダルを集めました。
ブドウは、ハイテクのドイツ製プレス機が低圧で搾汁を可能にし、
より繊細な香りを備えた果汁に仕上がります。
すべてのピノノワールは少量に分けて開放槽の発酵タンクで発酵させます。
ジョセフ・クローミー氏と共に共同開発された空気を送り込む機器(パンピング)は、
優しく果皮を沈め、発酵間の色素とタンニンの抽出を管理するために使用されています。
ワイナリーにあるすべての機器や工程は、高品質で冷涼気候である
タスマニア産ぶどう果実の繊細な品種の風味や特徴を考慮し
配慮したデザインに設計されています。そのため本土とは異なる味わい、
果実味だけではなくミネラル感がバランスよくワインから感じられます。
今や大陸の気候が不安定で気温が上昇している中、冷涼なタスマニアの葡萄は
大手生産者やフランス資本のワイナリーなどから高値で取り引きされています。
ジョセフ・クローミーでは
「タスマニア・サステイナブル・ヴィティカルチャー・プログラム」に
加盟しているワイナリーの1つで二酸化炭素の排出量削減、
地域循環させた農業システムを取り入れています。
恐らく私たちはタスマニアにおいて最も最低限の
二酸化炭素排出量ワイナリーとして成長しています。
1年の季節を通して最低限の薬剤散布しか使用せず、
ワイナリーに併設している100KWのソーラーパネルと
レストランに併設している14KWのもので自家発電を行い電力共有を賄っています。
葡萄畑関連の廃棄物は堆肥として再生されて葡萄畑に戻し
有機物資の一つとして使用しています。
またワイナリーで使用された水を畑で灌漑用水として
再利用することが可能になるよう品質改善し取り入れます。
主な固形廃棄物もリサイクルされており、タスマニアのワイナリーとして唯一軽量硝子
(18%~30%の二酸化炭素の排出量を削減可)によるワインボトルを使用。
小さな池をワイナリーの敷地に作り野鳥保護という視点にも寄与しています。
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