⇩オレンジワインとは⁉
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【商品名】
ラッタ・ラトルスネーク・コンタクト・ブラン2020
【ワイナリー】
ラッタ
【ヴィンテージ】
2020
【生産国・産地】
オーストラリア・ヴィクトリア州
ピラニーズ、ヘンティ、マセドン・レーンジズ
【ワインタイプ】
オレンジワイン・辛口・ミディアムボディ
【ブドウ品種】
リースリング、ピノ・グリ、
ピノ・ノワール、ソーヴィニヨンブラン、ヴィオニエ
【アルコール度数】
12.0%
【容量】
750㎖
【テイスティング・ノート】
ピーチや洋ナシ等のストーンフルーツがいっぱい!
(ストーンフルーツとはモモやサクランボ、
プラム等、中心に種があるフルーツのこと)
い~い香り~華やか!様々なスパイス!
オレンジピール。優しいタンニン。最高~♪
【資料】
ヴィクトリア中西部複数の畑からのオレンジワイン。
野生酵母による醗酵、平均7日間のスキンコンタクト(マロラクティック醗酵あり)
全体の20-25%は2019年産のソーヴィニヨンブラン。
ボトリング前に少量の酸化防止剤を添加、ノンフィルター&清澄剤不使用。
醸造家オーウェンのセンスが光る秀逸なアッサンブラージュ。
【生産者】
2018年にグルメワイントラベラー誌によって
「Young Winemaker of the Year/ 最優秀若手醸造家」に選出され、
冷涼な気候を有するヴィクトリア州中西部の畑から刺激的なワインを造りだす
Latta Vino/ラッタのワイン「Owen Latta/オーウェン・ラッタ」
既にオーストラリアにおいて才能溢れる新世代の醸造家として
国内で圧倒的な評価を得ているオーウェン(1984年生まれ)
突如現れた天才のように誤解されがちな彼ですが、実際はオーストラリアの
ワイン業界が培ってきた歴史が複雑に絡まり、遂に生んだ傑物といえます。
彼の両親が1983年に植樹を始め、1994年に設立したワイナリー「Eastern Peak」の
2代目であり、文字通りぶどうとワインに囲まれて育ったというオーウェン。
Eastern Peakは自然との共存を選んだオーウェンの両親が、
オーストラリアの伝説的醸造家Trevor Mast氏をメンターとして
標高430mに位置するCoghills Creekの地に畑を開墾してきたワイナリー。
当時から化学的な薬品を用いず、無灌漑(近年では気候変動の影響を受け
地下水を最小限で使うことがある)で栽培を続け、ワイナリーにおいても
人の手による過剰な介入を避けてきたといいます。
オーウェンが醸造家としてデビューしたのは1999年、
実に彼が弱冠15歳のときのこと。その年に彼の父親Normanが
作業中の事故で離脱した際に、自然な流れで当時学生だったオーウェンが
ヴィンテージを担当することになったのです。その後も家業を手伝いつつ、
大学でワインサイエンスを修了。2006年にワイナリーを継ぐべく戻ると、
別のワイナリーでも醸造家として働くことで経験と副収入を得ながら
ブルゴーニュを中心としてヨーロッパを訪問。そこでの経験から
自分たち一族がやってきたことが正しかったという確信を得ると、
2012年にはヴィクトリア中西部の畑からの色彩豊かなブドウ
(信頼のおける農家からの買いブドウ)で、
実験的な試みを多く取り入れたワインをリリースするべく「LATTA」を立ち上げると、
瞬く間にオーストラリアのプロフェッショナルたちを魅了していったのです。
元々化学物質に汚染されていなかった自社畑は現在有機農法に移行しており、
今後はバイオダイナミック/ビオディナミ農法への移行が進められています。
醸造面においても、スキンコンタクトの白、ミネラル溢れる多品種ブレンド、
ネッビオーロのロゼなど溢れんばかりのアイデアによるワインが野生酵母による醗酵、
最低限の酸化防止剤以外の添加物不使用という基本アプローチの上で造られています。
しかし、若くも老練なオーウェンは
「すべては土壌が健全であり、そこにブドウの樹が健全に育まれることから始まる。
醸造はその延長線上にあるもので、僕にとっては比較的簡単なもの」と言い切ります。
だからこそ評論家のマイク・ベニーをして「若手だが、信じられないほど造り手としての
経験の深さを感じる。間違いなく若手醸造家としてトップだが、近い将来
オーストラリア全体のトップに立つだろう」と言わしめる凄みが宿っているのです。