⇩オレンジワインとは⁉
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【商品名】
デラタイト・ヘルズ・ウインドウ
Delatite Hell's Window
【ワイナリー】
デラタイト
【ヴィンテージ】
2023
【生産国・産地】
オーストラリア
ヴィクトリア州/アッパー・ゴルバーン
【ワインタイプ】
オレンジワイン(ロゼ色のオレンジワイン)
【ブドウ品種】
ゲヴュルツトラミネール41%、ピノ・グリ37%、リースリング22%
【アルコール度数】
14.0%
【味わい】
辛口・ミディアムボディ
【容量】
750㎖
【テイスティングノート】
イチゴやチェリーにムスクやスイカが香り高く、
グァバの果実をスパイスの風味が引き締める。
グリ系の白ブドウ品種を使用しているため、
ピンクオレンジカラー。ムスクやスイカが香り高く、
※果皮がグリ色
(グレー、灰色がかったピンク色)しているが、白ブドウ品種の仲間。
2005年からバイオダイナミック栽培する畑の白ブドウ3品種を同日に収穫、
赤ワインと同じ手法で混醸し、自然発酵したオレンジワイン。
無清澄、無濾過で最小限の亜硫酸のみ使用して瓶詰め。
濁りやわずかな発泡性が見られる場合がある。
【資料】
白ブドウを赤ワインと同じ手法で醸造したオレンジワイン。
同日に収穫した香り高い白ブドウ3種類を合わせて破砕、
開放式発酵槽で自然発酵。発酵が止まってからプレスし果皮を取り除く。
大型フレンチオーク旧樽で5ヶ月間熟成。MLFなし。無清澄、無濾過。
最小限の亜硫酸塩添加(ボトリング時のみ)に留めることから、
瓶内でわずかな二次発酵が起こり、にごりや発泡性がみられる場合がある。
【生産者】
Delatite (デラタイト)
7世代続くファミリー。デラタイトは、1968年にアッパー・ゴルバーン地方に
はじめてブドウを植えたパイオニア・ワイナリー。
6世代にわたりアッパー・ゴルバーン西部で放牧と種子生産の事業をしていた
ロバート&ヴィヴィアン・リッチー夫妻は、
南オーストラリアワイン産業界の伝説的な存在で、
友人でもあるジム・アーバインから、自分達のなだらかな牧草地が将来、
素晴らしいブドウ畑になるだろうと助言を受け、
デラタイト地区にブドウを植えました。
その後、1974年から1981年まで
ブラウン・ブラザーズにブドウを販売していましたが、
1982年にワイナリーを興し、自社ワインを手がけるようになりました。
2005年から息子デイヴィッドがワイナリー事業を引き継ぎ、
冷涼気候を生かしたワインが造られています。
ヴィクトリア高地におけるバイオダイナミック・アプローチ
現在26haあるデラタイトの自社畑は、マンスフィールド近く
マウント・ブラー山麓に連なる丘陵地の中腹(標高450-500m)に広がっています。
ヴィクトリア北東部からアッパー・ゴルバーンに続くこの高原地帯は、
クイーンズランド州北部ケアンズから
ヴィクトリア州南西部グランピアンズまで伸びる
グレート・ディヴァイディング・レンジ(オーストラリア最大級の山脈)と、
内陸部から細長く続く沿岸東部に至るエリアとのはざまに位置し、
伝統的にヴィクトリア高地と呼ばれてきました。
地質的にはヴィクトリア北東部から中央ゾーンまで、
多様ながらもおしなべて冷涼気候です。
畑の地勢は傾斜地と北東から北西へ向かう方角によって様々で、
主に300-350万年前の石炭紀時代からの赤色鉄鉱石、
泥岩や頁岩(両面が赤色)土壌が分布しています。
また畑の表土には、この一帯が地殻変動以前は
湖や海の底であったことを示す化石が混ざっています。
2005年からはすべての畑をバイオダイナミック農法に切り替え、
ルドルフ・シュタイナーの提唱による太陰暦に基づいた農業暦に従って
種まきや収穫などを行う他、肥料としては牛糞や水晶粉などを畑に撒いています。