パウエル＆サン リヴァーサイド GMS

【商品名】
　パウエル＆サン リヴァーサイド GSM
　Powell ＆ Son RIVERSIDE GMS

【ワイナリー】
　パウエル アンド サン

【ヴィンテージ】
　2019

【生産国･産地】
　オーストラリア
　南オーストラリア州･バロッサヴァレー

【ワインタイプ】
　赤ワイン･辛口･ミディアムフルボディ

【ブドウ品種】
　グルナッシュ70%､マタロ20%､シラーズ10%

【アルコール度数】
　14.5％

【容量】
　750㎖

【テイスティングノート】
熟れたキルシュや砂糖漬けのサクランボ､プラムのアロマが香る。
柔らかく繊細な口当たりながらも､マタロ特有のタンニンが感じられる｡
リリース直後から愉しめるワインだが､今後７年は熟成が効く。

【資料】
1800年代から続く1000エーカーの牧場の一画に育つ
樹齢20年程の若木から収穫されたグルナッシュ､マタロ､シラーズを
品種ごとに個別に醸造し､瓶詰前にブレンド｡
年間生産量は約3000ケースでドメーヌの全生産量の半分を占めています。

醸造：バスケット･プレスで優しく圧搾し､品種ごとにルモンタージュしながら
コンクリートタンクで発酵｡その後､グルナッシュの50％は、
ステンレスタンクで熟成。残りのグルナッシュ50％とマタロ､シラーズは
容量4500Lのフレンチオークのフードルで15カ月熟成させ､無ろ過･無清澄で瓶詰。　



【生産者】
◆醸造家デヴィッド･パウエル◆
オーストラリアワインの雄｢トルブレック｣のワインビジネスを
ゼロから立ち上げた伝説の男､デヴィッド･パウエル。

若かりし頃､スコットランドの高地で木こりとして働き､
後に故郷の南オーストラリアに帰郷するとピーター･レーマンや
ロックフォードのようなオーストラリアワインの業界大手で働き、
この頃から一年の半分を北半球で過ごし､
北イタリアや南仏ローヌで収穫の仕事に従事するようになります。

そして90年代初頭､ワインの過剰供給で樹齢の古いブドウ園を手付かずで放置していた
農園主たちに｢シェア･ファーミング｣の契約を持ちかけ、
自らのワイン作りを開始します｡この手法でバロッサの地で最も樹齢の古い神聖な
古樹から採れるブドウの入手が可能となったパウエルはこのワイン･ブランドに
スコットランドで妻と出会った思い出の場所に因んで｢トルブレック｣と命名｡
たちまち世界的な評価を得るに至りました｡
そのワインは､｢まるで一方の足を北半球に置きつつ､
もう一方の足を南半球に置いているかのようなワイン｣と評されました。

◆Powell & Son の誕生◆
2013年にトルブレックを去ったパウエルは、
2014年に息子のカラムと共にワイナリーを立ち上げ､パウエル＆サンと名付けました｡
パウエル＆サン設立当初よりカラムとデヴィッドが目標の１つとしたのが
イーデン･ヴァレーを前面に打ち出すことで､
この卓越したテロワールの世界的な認知度を高めることでした。

イーデン･ヴァレーのユニークな個性を打ち出した
リースリングと２つのシラーズをリリースしたのもこのためです。
バロッサとイーデンに点在する６つの単一畑は､
この土地の土壌と気候の多様性を雄弁に物語ります。
何れのワインも畑に最初にブドウを植樹した初期入植者の農家の名前と
畑の所在地であるサブリージョンの名前を冠しています。

その後､ワイン造りに対する方向性の違いから､
息子のカラムは独自のワイン造りに専念するために独立し､
現在､デヴィッドがワイナリーの運営を継続して行っています。
そうした経緯に加えて､今後のビジネスをより円滑に進めるため､
ワイナリー名を「ネルドナー・ロード」に変更しました。　　
パウエル＆サンのラインナップはそのままに今後はラベルのみ順次変更になる予定です。